韓国語の先生が、授業の前にこんな話をした。
その先生は大学生で、今就職活動をしてるんだけど、
活動のために茶髪を黒くしたことや、みんな同じスーツを着てること、
説明会での学生の態度などに衝撃を受けたらしい。
「大学に入るまでは規則に縛られて、やっと大人になったのに、
なんでこんなことしなくちゃいけないのか!?」と。
確かに言われてみればそうだけど、私は、
「大人になればなるほど自由はなくなる」
んじゃないのかなー、と思った。
私は就職活動したことないから、「リクルートスーツ」を買ったこともないし、
「会社説明会」も行ったことないから、
それがどういうものなのか、よくわからない。
でも、いったん就職したらやっぱり髪の毛とか服装とか、
会社が求める形になおすものよね。ある程度は。
だって、お金もらってるんだし。安直過ぎるかな?
たとえ採用される前でもそうするもんじゃないのかな?
とりあえずスタートラインに立つために、という意味で。無難だけど。
学生だと、そこまでしないよね、きっと。
規則破っても、退学まではならないし。
ただ、大学院の入試の直前までは、教授にしょっちゅう注意されてたな、私。
いったん受かったら、また茶髪に戻したけど(笑)。
ひょっとしたら、こう考える私の考え自体がおかしいのかもしれないけど、
(「人間は見た目が大事」と言ってるようにもとれるから。
決してそう言ってるわけではありませんよ。)
今度お世話になる学校で面接を受けたときは、
やっぱりいい印象を与えたいから、
髪もきちんと結んで、化粧も地味にして、スーツ着て行ったよ。
ずっと「そういう習慣がある日本はおかしい!」といわれて、
「じゃあ、落ちてもいいならそのまま茶髪で受ければいいじゃないですか?」
といいそうになったが、それはあんまりだと思ったので、
「でも、それが日本の習慣であるとしか私には言えないので、
通過儀礼だと思って、とりあえずがんばってください。」
と言っておいた。
きっと先生、愚痴りたかったのね。
でも、日本の大学生もきっと先生と同じことを考えながら、
活動してると思いますよ。