まくらはとても大切。
もちろんプロの真似をする手もあるが、プロの間合い・呼吸はそう真似できるものではない。
わかりやすいたとえが、
起:大阪本町 糸屋の娘
承: 姉は十六 妹が十四
転: 諸国大名は 弓矢で殺す
結: 糸屋の娘は 目で殺す
起の部分。
なにも知らない素のお客様に「えっ?」と「?」を植え付けなければならない。
スピーチも一緒。結論は「お二人ともお幸せに。」でおわらせるのだが、あえて、
「今、ボクシング界でスキャンダルが起こってます。」と入る。
とうぜん客は「えっ?」となる。
そこで間髪(かんはつと発音する。かんぱつは誤用。)を入れず、
承:「ボクシングというものは」と受け継いで
転:ボクシングとご多幸の関連に転ずる。
そこで、本ネタに入る。できれば、結婚式のスピーチなら3分以内。
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明日は「まくら Ⅱ のココロだー!」