« 『ギフテッド』 | メイン | 黄金の滑舌 »

謎の席亭

 つい先日の商店街寄席で落語引退を表明しておきながら、
 もうすでに二回目の落語高座に上がっている。

 自己弁護するなら、私が落語から離れると言ったのは『商店街寄席』から

 逆指名があれば何処へでも出演する。

 -----------

 「この講演はぜひ勘朝さんにおねがいしたいのですが。」
 芸事を志す者にとってこんなに嬉しい言葉はナイ。

 つい先日、す〇と行った公民館。なんと定式幕。(どこかで観た覚えが・・・)

 -----------

 十数年前、その公民館に行った時主事さんが拵えてくれてた。
 おそらく、生地購入から完成まで一週間は費やしている。
 そんな経験もある。眼がしらがあつくなる
 
 いろんな席亭がおられる。

 ===========

 で、今回、あやしい席亭。

 「あやしい」という表現は、今でこそネガティブな意味合いが強い。

 本来は、神秘的だと理解するのがただしい。ポジティブな意味合いが強い。
 それでも尚、信じられない方は『枕草子 いとあやし』て検索すれば出てくるはず。
 私が検索してないので責任は持てないが・・・。

 ------------

 その席亭。
 どこがあやしいかといえばキリが無いが、
 ミネラリストである。

 ミネラリストは以前この日記に書いたので、今回は省略。
 どうしても知りたけれれば『東京ミネラルショー』で検索。

 ------------
 
 ミネラリストはどちらかというと理系が多いが、
 あやしい席亭は和事芸能系。

 私の出囃子に、難なく『老松』を弾いて下さる。あやしさ こそこの上なき

 お客様は6名と少なかったがリビングルームにちょうどいい数
 しかも「くすぐり」では丁寧に笑って下さる。

 珠玉の時間を過ごさせていただいたうえ、
 お土産やお弁当、限定販売の麦焼酎まで頂いて帰る。

 -----------

 帰りしな玄関サイドにさりげなく置いてあるアンモナイト。ふと目に入った。

 ただのアンモナイトではない数億年かかってオパール化したアンモナイト
 私が羨望の目で見つめていると。

 「あげますよ。」と一言。

 私も日本人の教育を受けているので、一応遠慮するが、

 「持って帰ってください。」

 おそらく数万円単位の品。私のギャラより高いハズ。

 震える手で貰って帰った。

 ----------

 「あな おそろしきかな あやしけるひと」

 ==========

 次回は『黄金の滑舌』のこころだー!』

About

2017年12月07日 17:33に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「『ギフテッド』」です。

次の投稿は「黄金の滑舌」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.32