本の処理、処置には困り果てる。
捨てるには惜しい、売っても値段がつかない。
人が「知」を発見して以来、知的財産は書籍に詰まっている。
ただ、スマホが登場して、書籍の価値が雲散霧消してしまっている。
スマホには大英博物館以上の「知」がタダで閲覧できる。
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煮詰まった本棚を観るたびに捨てきれない煩悩に気付かされる。
読んでくれる人がいれば喜んで譲る。
譲られた人も迷惑。だと、解っていながら、なかば押し付けて譲る。
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購入した時は、艱難辛苦してお金を工面して買った・・・。
価値観・市場原理・兌換(だかん)制度の酷さに苛(さいな)まれる。
ブックオフに持っていったらあっさり
「誠に申し訳ございません。当店ではお引き取り出来ません。」
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勘〇・楽〇に本を貰ってもらう。彼らの家の本棚がまた煮詰まる。
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人類の「知」はとっくにAIに抜かれているのに、「知」≒「書籍」への憐憫に苦悩している。
煩悩としか表現しようがない。