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『荒野の用心棒』

 『荒野の用心棒』という作品。

 昔は敢えて説明にすることもなかったが、とりあえず、説明から。

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 「マカロニウエスタン」という言葉を淀川長春が発信した。日曜洋画劇場で。

 語ればいろいろあるが、ジャンルとしてそういう型ができた。
 そこに10代の粗忽家勘朝は酔いしれた。

 ちなみに、『荒野の用心棒』は黒沢『用心棒』のパクリ。あまりにそっくりなので鑑賞した黒沢監督が驚いたとか。著作権など野暮な事を言わなかった黒沢の大きさを教えてくれるエピソード。

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 久しぶりの稽古会。皆集まった。新人もくれば、古参も来る。病気明けもくれば、困難に立ち向かおうとする演者も来た。
 稽古会。丁々発止。
 褒める者は誰ひとりいない。

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 高座に上がったら、そこは荒野。誰も助けてくれない。
 だから、稽古会で徹底的にけなされる。
 C.イーストウッドや、三船のようなヒーローはいない。
 高座は上がったが最後、自分で始末するしかない。
 だから、辛い稽古に励む。

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2016年07月16日 20:48に投稿されたエントリーのページです。

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