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『裁き』

 アジアフォーカス福岡国際映画祭、作品。
 インド映画。

 インド映画特有の濃い俳優・突然の踊りなど入ってない。
 司法の場を通した、インド社会の問題を淡々と描いてる。興味深く鑑賞。

 社会的地位の高い、判事、検察、弁護士らの日常の生活。彼らも格差では上のランクだけど、一般庶民として小市民の生活をしている。

 そこにカースト制があり、スラムで生活している民衆がいる。

 入り組んだ、民族、数々の言語、宗教。
 数億の人口。
 劣悪な労働環境。
 権力犯罪、そしてテロ。

 商業映画として成功する作品とは思えないが、鑑賞後の気分は悪くない。
 監督がいいのだろう。

 老いた吟詠詩人が出てくるが、上手い。歌と詩が。朗々と謳う。
   (コソボ映画に出てきたダンス少年を思い出す。題名忘れた。)
 ライブで聴いてみたい。

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2015年09月21日 07:20に投稿されたエントリーのページです。

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