「夏枯れの 背中侘びしい 十代目」
という句がある。
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興業界の【夏枯れ】という言葉。
客足が突然ぱったりと途絶えること。
これは興業する側にとって、とてもおそろしい。
で、夏になると、ケレン味が溢れる、妖怪変化ものや、仇打ちものかかる。
そこそこ客足が伸びる。
今の映画界がまったく、『夏枯れ』状態。
どの小屋にいつ行っても、ガラガラ。
夏の入りがけに集客率の高い作品をかけ過ぎてる。
おそらく、似非映画業論家も、プロ映画評論家も枯渇状態。
こういう時に、アマチュア映画観は呑気でいい。
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おっと、忘れるところだった。
頭注の一句。
作者は私。
さも古川柳のような味わいでした。
納得してここまで読んだあなた。
似非エディター、似非デザイナーにどこかで騙されている。