予告編からチェック。
オムニバス作品とは思わなかった。オムニバスならパスしていた。
ところが、ところが秀作。
だから映画は止められない。病みつきになる。
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映画の文化度は制作国の文化度とリンクしている。
制作アルゼンチン。
正直アルゼンチンと言う国をほとんど知らない。
知ってることと言えば、
「アルゼンチンバックブリーカー」というプロレス技くらい。ブルーノサンマルチノの決め技。
どうでもいい話題。
で、この作品の素晴らしいところは6本のオムニバスそれぞれが独立しても一本撮れるところを
【転落劇】でひとくくりにして作品を創り上げているところ。
その6本の完成度が高い。素晴らしい。
役者が上手い。全く手を抜いていない。
そして、笑える。役者は誰も笑ってない。誰もが真剣。
人生は誰もが真剣。傍で観ていると笑える。
今回の調〇市の墜落事故。ワーナーブラザーズ系のスプラスティックギャグ漫画の鉄板。
バックスバニーが黒こげになって出てきて・・・。
不謹慎かもしれないが距離があれば事故は笑える。
今も世界中でバカ事故がネットで笑われてる。
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それた、この作品どれもこれも秀作オムニバスなんだけど。最後の「HAPPY WEDDING」が一番良かった。
主演女優が上手い。まだ若いのにこれだけの女優がアルゼンチンにはいる。脅威。
バカップルの結婚式がテーマ。
花嫁のバカ騒ぎがハナに付く。よくあるパターン。
また、彼女がそのバカ花嫁を素晴らしい演技でやる。
日本人女優でこれをやれるのは、宮沢りえ。彼女しかいない。
それくらいヘタになっている。
そして、・・・・・。よそう、ネタばれになる。
とにかく、映画観ィにはおススメ。
☆☆☆
映画観る暇もない者には毒。現実に戻れなくなる(笑)。