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ピオニール

 「ソ連映画」を書いたついでに。

 昭和前半という時代は、凄かった。
 何が凄かったって、イデオロギーPR(プロパガンダ)が沸騰していた。

 教育界は日教組の独壇場。
 歌謡界・芸能界・TV界でも、やたら赤。
 裕次郎「赤いハンカチ」
 美空ひばり「真っ赤な太陽」
 赤木圭一郎
 「赤いグラス」「赤色エレジー」等々。今思い出しただけでも、これだけ出てくる。

 そんな中で信じられないような子ども向けアニメ。
 完全抹殺されてるけど、当時10歳の粗忽家は覚えている。

 ソ連化学進出の勢いで出た
 『宇宙少年ソ連』はあんまりだから
 『宇宙少年ソラン』
 たった一文字変えても少年たちは ♪ソ連、ソ連、ソれ~ん。と謳った。

 今なら青少協(青少年育成協議団体)から叩かれまくってるけど、当時はまかり通っていた。
 もの凄い時代。

 その中に、大人の古びた考えを訂正する、少年団が登場していた。
 江戸川乱歩の少年探偵団。はその前。不思議と繋がってる。
 ピオニールという集団。修正主義。毛沢東の世界。

 金田正太郎という鉄人28号を動かす少年もいた。
 驚くことに正太郎少年は警視庁長官まで動かすような少年だった。

 この修正主義(若者が大人の社会を叱責する社会)が育つだけ育って、浅間山荘で終結する。


 ピオニールとはパイオニアのロシア語読み。

 そんな中で団塊の世代及び、勘朝世代は育ってきた。
 普通に育つのは無理。
 だから、内浜落語会は左傾団体になってる。

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2015年02月06日 19:05に投稿されたエントリーのページです。

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