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fish

 名訳の誉れが高い:松浦美奈が字幕で訳してない。訳すのを回避している。
 『gone girl』での
 「fish」という言葉。

 最初観た時あれほどこき下ろしていたのに、数回観ると、気になる事が増える。
 それが映画の深さ。

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 ストーリーとはあまり関係ない。

 デティールの断片。 
 女性がとてつもなく罵倒される。
 数回
 「fish!」と罵られる。

 もちろん額面通りの「魚」と表現されてない。
 松浦美奈は訳してない。逃げてる。
 おそらく、とてつもない貶める表現なのだろう。

 こえび夫と久々に会った。
 で、尋ねた。
 さすが脂が乗り切ってる有能な高校英語教師。

 即答。
 「おーそんな意味があったのかぁ。」
 と納得。

 最近のネットに、スラング訳も載ってるのを知らなかった。
 『ジーニアス』レベル。

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 われわれ日本人男衆(おとこし)も女性を蔑視する表現で
 「マ〇ロ」と表現する。
 おそろしくfishと似てる。

 こういった表現はもちろん日常生活では使えない。セクハラの典型。
 そこに発言者の倒錯した劣等感を感じればいい。
 SEXは劣等感のせめぎ合い。不可触領域。

 言語学も奥が深い。

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2014年12月27日 21:21に投稿されたエントリーのページです。

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