今年最後の商店街寄席
番組
『子ほめ』 空流 (ネタおろし)
『軽業』 勘春 (ネタおろし)
『道具や』 鴈治郎
お仲入り
をどり三席 すず柑
『不動坊』 楽狐
コメントもいろいろあるが、今年も無事終わった。
・・・・
稽古不足な熟練者より、懸命に稽古している、未熟者の方が面白い。
もっと面白いのは、稽古十分な熟練者。
もっとも面白いのは、稽古しつくして、おのれを未熟者だと思ってる熟練者
間違いない。
今年の収穫
やよいと空流。
逸材というか、育てがいがあるというか、伸びシロがある若者の責任を持たされたこと。
育てる先達集団にも責任があある。下手な批評はしない。下手を助長するだけ。
下手の再生産は興業集団の劣化でしかない。
この連中と共にどうやって過ごしていくのだろう(主語:私)。
今年映画に逃げまくってた私を追いたてる。
間違いないのは、勘春、空流もやよいも今後2年間はアガルたびに上手になるということ。
羨ましい。
勘楽も、中堅クラスも、嵩(かさ)にかかって上手くなってる。
稽古か、引退しか逃げる道がない。
この年になって、追われる身になるのも厳しい(笑)。
芸が伸びなくなったと実感したとき
『ライムライト』という作品が理解できる。
結構つらい。
先代円楽の苦悩。みじめなこん平。厳しい。
グズグズ言わず稽古・稽古。