「労働者は何の資本をもたない。時間だけを切り売りして、サバイバルする。」
という循環を見抜いたのはカールマルクス。
こうして、初めて労働が資本との対立概念として詳らかになった。
のが、近代化。
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初期の資本労働は潔くて、解りやすかった。
今はどこに何が隠されているのか観えない。
労働三権と言われるように、集団交渉権・団結権・争議権が認められてるけど、その権利を発動している交渉場面を最近見ない。
選挙権でさえ、行使しない20代に団結権を理解する方が無理。
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極めて、解りやすい例。
一昨日、バカな飼い主の犬が外に出て、4人に噛みついて傷を負わせた。
私が飼い主なら、4件、個別に交渉して和解金を妥結する。
公務員所帯には〇〇円。
シングルマザーには〇〇円。
上場企業所帯〇〇には〇〇〇円。
ごねそうなあそこには、交渉屋を入れて、〇〇円。
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私が被害者なら、即【被害者の会】を作って、代理人を立てる。
ココが団結権と分断政策のシノギ。
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『仁義なき戦い』という作品群の論拠はここ。
ただ、漫然と映画を見ている時代は過去。
世間は常に、先鋭化している。
件のバカ飼い主は早速代理人を立てて交渉。
その方がサクサク行く。
で、代理人・弁護士も儲かる。
ヤな世の中。