池袋演芸場
二番目に好きな演芸場・寄席。
一番は甘棠館笑劇場。
甘棠館笑劇場。芸人さん達の中にでも結構知れ渡っている。ホントの話。
「あーあそこね。ちょうどいいひろさですよね。」
といったお褒めの言葉を戴く。
もちろん世辞60%だけど、設営席者の一人として嬉しい。
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今月の池袋演芸場。
凄い顔付けが揃う。
一之輔師匠 『尻もち』
左橋師匠 『しめ込み』
扇遊師匠 『お見立て』
丈二師匠 新作 題名不詳
円丈師匠 「発車のベル」
等々
本寸法のネタを手を抜かずに、演じる。
持ち時間ここは20分。ちょうどいい尺。
その合間に
安立2世だとか、太神楽だとか、ぺぺ桜井だとかがイイ感じでバイアスする。
昼席が終わって、外に出て飲んで戻っても半券で参加できる。
楽屋にお土産持っていくと知ってる師匠方がステテコで喜んでくれる。
だれも理解できないだろうけど、最高に贅沢な遊び。
今回無茶を承知で池袋に宿を取った。結構無謀だった。
無事に帰ってきたから良かったけど、これほど日常に帰りたくない、街はない。
午前中から、宵闇が連続してるような街。
退廃と爛熟が、潮目のように乱れてる。
とある飲み屋の看板に
【閉店午前11時】
理解するのに数秒かかった。
朝、宿を出る時、朝焼けの中泥酔客がたむろしてた。たそがれ時と錯覚してしまった。
1週間住んだら、『二階ぞめき』『よかちょろ』『木乃伊とり』の若旦那になる。
芸人さんが活き活きしているはず。