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『サボタージュ』

 キャッチ
 「今度のシュワルツェネッガーには”罠”がある」

 確かに奇をてらった”罠”がある。

 ただ、”罠”という表現に抵抗がある。

 観賞後のスカッと感がない。

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 『T1』をリアルタイム・ロードショーで観たことがある人には理解できる。
 「何が起こった???」

 シュワルツェネッカーが完全悪で終わるということは、映画観を完全に変えるということ。
 人生が変わる。
 『T1』の直後に『T2』が出て、客は全員納得した。

 映画観。ひいては人生観までそうそう変えられてはたまらない。

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 『サボタージュ』
 観れば理解できるが、鑑賞後に後味の悪さがかなり残る。

 “罠”があるけど、その罠は映画館を出るときには解き放たれる”罠”でないと、つまらない。
 客が減る。

 製作者は【客】を一番大切にしなければならない。
 ドラッカーが語ってる。

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2014年11月12日 18:49に投稿されたエントリーのページです。

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