全くの余談だが、
サンデーモーニングに時々出ている。
風貌の差えない何とかという小柄な東大教授を観ていると
わけもなく、「林芙美子」を思い浮かべる。
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林芙美子.
映画に文芸に突出して出ていた。
美人レポーターの走り。
与謝野晶子が蒼臭いサラブレッドなら、林芙美子はモンゴルギラギラ野生馬。
この表現は極めて不適切。
私は短歌を解読する能力を国語教師から指導されてない。
ただ、林芙美子のざらついた生活感や金銭観に惹かれる。無警戒な貪欲。
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『晩菊』
月刊誌に連載された作品の映画化。
性も、若さも、美貌も、全部清算してしまう女性群像。
またそれを、杉村春子・沢村貞子・細川ちか子らが演じる。成瀬監督が撮る。
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「杉村春子の眼をしろ。」とやよいに言ったって通じるわけない。
芸の伝達の難しさ。至難の業。書けば簡単。