先日台湾映画で酷い目にあって、さんざんこき下ろした。
あっさり、撤回する。
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『God Father Ⅱ』が満席で入れなかったから。
いい時間帯に映画がかかってなくって、
「もうしばらく観ない。」という禁を破って、シネラへ。
『台北カフェ・ストーリー』
『初七日』
『台北・・』が良かった!
美男美女は出てこないが、役者全員に映画人としての誇りと品がある。観ればわかる。
監督の厳しいオーディションがあってる(はず)。
微妙に日本の影響を受けてる。国家レベルでは仲が悪いのに。
「ふるさと」を歌う。こぶしを回して歌う。
監督からの要望なんだろうけど、演歌調の「ふるさと」。
文部省が怒る(笑)。勝手に怒らせておけばいい。台湾の日本人観を監督が所望しているのなら、それでいい。
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作品中、突然素人街頭録画が入る。
アマチュア・エントリー作品で時々みかける手法。
これがすんなり入ってくる。計算しつくされて入ってくるから、作品はブレない。
ウディ・アレンの影響か(監督映画人で彼の影響を受けてない者はいない)、洒落たウィットが効いている。
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シアオ・ヤーチュアンという監督。要チェック。
ところが、残念なことにすぐ忘れる。
しかもあと15年しか映画鑑賞の時間は残されてない(笑)。
映画評論のあとつぎは育ててない。で名作が埋もれて行く。残念。