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『キックアス 2』

 こんな映画よく見るよなぁ。
 と揶揄されようが、好きなモノはスキ!

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 今じゃ堂々と一枚看板を張ってる、「クロエ・グレース・モリッツ」
 『モールス』(北欧バンパイア作品)
 『ヒューゴと不思議な・・・ナンダッケ』 (英欧マニュファクチャー作品)
 『・・・ナンダッケ』(題名さえ忘れた)主演J・デップ これもバンパイア作品。
 『キャリー』リメイク版。大コケ。
 ケレン物ばっかり。

 彼女を発見したのが『キックアス』。ニコラス・ケイジの娘役で、リスのようにちょろちょろしていた。
 必ず『2』が出ると日記に書いた。

 今回、当時小学3年生だった、彼女が高校生になっての『2』。
 見逃すはずがない。

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 出来としては、上々。
 当時の日記に何と書いてるかは、全く覚えてないが、斬新な切り口だけは今回も衰えてない。
 前例がない作品はとても新鮮。

 『1』では、10歳児が全身を支点にして、大男を投げ飛ばすテコに感心した。
 『2』はテコが効かない。勢い、サブミッション(間接技)に入る。ブラジル柔道仕込みの関節技がイイ。
 倒す相手を、作り上げたスタッフのアイディアにも敬意を表する。
 「その手があったか!」という感じ。

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 この手の作品は表面だけの視聴におちいりやすいが、どうしてどうして、源泉は18世紀に遡る。

 「ゴシック文学」まで遡る。
 途中、ポーだの、HGウェルズだの、『モルグ街殺人』だの、『ドラキュラ』『ジキルとハイド』だの出てくる。結構学問領域まで入り込む。
 それをいちいち説明する余力は残ってない(笑)。ただ、誰かに伝えておかないと、誰も知らないまま無秩序に作品が量産される。

 伝える言語さえ忘れてる。 
 落語を伝えるだけでへとへと。

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 『キックアス 2』は、背景なんて遡ることなく、エンターティメント(娯楽作品)として存分に楽しめる。
 ただ、ちょっとだけでも既存知があれば、ディープに楽しめる。
 どうぞご覧あれ。

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2014年02月25日 18:34に投稿されたエントリーのページです。

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