ちょうど一年ほど前、半閉鎖病棟に入院してる頃、社会学アマチュア版にハマってた。
『ワーキングプア』 『漂流する都市難民』 ＮＨＫ出版
『社会格差』 『搾取される若者達』 『ブラック企業』 新書
『きついお仕事』 『ホントの風俗』 ジャンクマガジン
『５０歳（？）からのハローワーク』 村上龍
１０年ほど昔
『負け犬の遠吠え』 『お一人様の老後』 『孤独死』 （書籍名はウロ）
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３週間ほど前の『アエラ』で『東京難民』が紹介されていた。
チェックして臨む。
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商業作品路線ではないので、ＰＲに予算をかけられない。
興業してつくづく思うのは、世の中どれだけＰＲ情報発信にお金をかけられるか。
作品中顔見ただけで名前を言えるのは井上順と、主演：中村蒼だけ。
たぶん「お前がしらないだけ。」と言われるだろうが、知らない。
だからといって
「えっ、もしかして、この人、有名人？」とは言わない。自分のバカを曝け出すほど、バカじゃない。
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作品完成度は上々。
重箱に、隅は、必ずある。
どうしてもＮＧ出したい下手女優がいた。ギャラと相談すると、仕方がない。
あの役所（やくどころ）に「満島光」「井上〇〇」忘れた。字も違う。
をポジションしたら画風が変わる。
『アエラ』が褒めてたから褒めるわけじゃないけど、視て損はない。おつりがくる。
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圧巻はフーゾク個室（フーゾクはみんな個室）での撮影。
主演の声を生撮りで出している。たぶんマイクが違う。
音声は後で編集。
役者・監督・照明・音声・アシスタント、外回りのバイトまでスタッフ陣の心が一つになってる。
ゴールデングローブ ブルーリボン級。
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ただ、あのラストはない。あまりにベタ。
嫌というほどあのラストを視てる。
高校自主創作作品祭で一番多いラストシーン（笑）。
プロ集団。おそらくもう一つのラストを準備してる。そっちを観たい。
ディレクターズカット版でマル特画像で出る。
爆弾オタクの「ボン」で終わってほしかった。その方がインパクトはある。
深読みすると、敢えてはずした作戦かもしれない。深すぎ。
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相変わらず、辛辣な映画評。
作品スタッフの目に触れないでほしい。スタッフが読むわけないけど（笑）。