【活字依存】という表現。
きっとある。
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病院の待合室。
「しまった!」待ち時間に読むものを職場に忘れてきた。
ナーバスな病院なので文字媒体があまりない。
「この20分どうやって過ごそう。」
コートのポケットをまさぐると、出がけのポストに入ってて、捨て忘れた4ページほどのリーフレットに触れた。
「よかったぁ。」
何でもいい、読めるものなら。
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活字を追っていくと、政治的な主張で論幕を張ってる。
ふん、ふん、ふ~ん♪と読み進める。さくさく文字が入る。
画像の配置・数値の具体化も解りやすい。
過激な主張を甘くした甘言・謬論・スローガンもはいる。
他の選択肢がないからぐんぐん読み込む。
「Eさ~ん。」と呼ばれて、我に返る。
リーフレットの表紙に目を落とすと、何!【幸〇実〇党】って、(笑)。
勝手にヒトんちのポストに入れるな。
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改めて、構成から論の立て方、推敲度合いを見直すと、
プロが作ってるチラシ。
〇尺クラスのライター・エディターが数人がかり。
普段なら間違っても読まない【活字】でも、依存症で、かつ対象とされるモノがないと我慢が出来ない。
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タバコ依存の者は、手近にブツがないと吸いがらでも拾う。
薬物依存症だけではない、活字依存も同じ。
活字にも、情報にも飢える。
ただ、今更、思考、嗜好は変えられない。
若者がころっとだまされるのは、思考の空白面積が大きいから。
唯物論で生き抜いてきた57年間。結構重たい。今更幸福〇〇党はない。