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『狂った果実』

 裕次郎デビュー作品。

 東京の西南に位置する海岸、(湘南海岸)での若者爛熟がテーマ。

 石原慎太郎脚本。石原慎太郎が裕次郎のために書き下ろした、といわれる作品。
 いつか観たいと思ってた。

 で、初見。
 なるほど。粗さはあるが、日本映画のいい時代の作品に違いはない。

 だが、敢えて、この作品の弱点を興すなら。

 これはイタリア映画『狂ったバカンス』’63年イタリア映画のパクリ。

 ネットで話題になってるのかもしれないから、敢えて自分で発見したような意見はしない。

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 「二人のカトリーヌ」という映画ファンの決め台詞がある。

 一人はドヌーブ。
 もうひとりカトリーヌ・スパーク(シパークとの発音意見もある)。

 カトリーヌ・スパークという女優。今は誰も知らない。

 ただ、『狂った果実』を書いた石原慎太郎は知ってる。
 残念ながら製作時代が客観的な証拠として残ってる。

 惜しかった。『狂った果実』があと3年早かったら、もっと評価されてもいい。 

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2014年01月14日 18:50に投稿されたエントリーのページです。

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