裕次郎デビュー作品。
東京の西南に位置する海岸、(湘南海岸)での若者爛熟がテーマ。
石原慎太郎脚本。石原慎太郎が裕次郎のために書き下ろした、といわれる作品。
いつか観たいと思ってた。
で、初見。
なるほど。粗さはあるが、日本映画のいい時代の作品に違いはない。
だが、敢えて、この作品の弱点を興すなら。
これはイタリア映画『狂ったバカンス』’63年イタリア映画のパクリ。
ネットで話題になってるのかもしれないから、敢えて自分で発見したような意見はしない。
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「二人のカトリーヌ」という映画ファンの決め台詞がある。
一人はドヌーブ。
もうひとりカトリーヌ・スパーク(シパークとの発音意見もある)。
カトリーヌ・スパークという女優。今は誰も知らない。
ただ、『狂った果実』を書いた石原慎太郎は知ってる。
残念ながら製作時代が客観的な証拠として残ってる。
惜しかった。『狂った果実』があと3年早かったら、もっと評価されてもいい。