子どもだろうが、大人だろうが他人さまを評価するのはとても難しい。
教育者にみに許されてる権利。
この場合の教育者というのは学問・仕事・芸事・労働・生活・医療・福祉すべてを含む。
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評価は、時に本人(被評価者)の尊厳にかかわる。
可能性を加味しながら評価する。
医者が
「あと3カ月。可能性は半年はあります。」
といった評価(医者の場合『診断』)を出した時と、
教師が
「今はダメだけど、君の可能性は限りない。」
「やれば、出来る。」
といった評価は期待値が異なる。
医者は評価がしくじると、裁判沙汰になる。
教員の評価で裁判になったことはない。
通信表・通信簿に【C】を【AA】にしても、クレームは来ない。
そんなもん。
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「それを言っちゃぁ、おしまいよ。」の世界だが、思いっきり持ちあげておいた方が丸く納まる。
で、不思議と伸びる子もいる。
ただ、伸びないという現実の方が圧倒的に多い。
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「君の可能性は無限に広がる。」に浮かされた青年層が増えている。
ニートと言われる生き方と見事に重なってる。
「君の可能性・・・」の悪しき側面(だと思う)。