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『ランナウェイ 逃亡者』 の穿った観方

 アメリカにも、日本にも、韓国にも、中国にも、
 ヤング インテリジェンス ポリティカル アクション  YIPA があった。約半世紀前後。

 『YIPA』は私の造語。
 学生運動のこと。

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 中国の学生運動を第二次天安門事件ともいう。
 リアルタイムで観てた、中国当局の凄さを観た。戦車が座り込みデモ隊に突っ込む。阿鼻叫喚。

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 『ランナウェイ』 ≒ アメリカ版『学生運動』後日談。

 アメリカの価値観は民主主義。
 学生運動はマルキシズムが主流だったから、アメリカ映画が学生側に立つことはあり得ない。

 アメリカ映画人が当時マッカーシズム(赤狩り)の嵐で葬られた。チャップリンまで排斥した。
 チャップリンはスイスへ亡命同然で逃げ出した。ウソみたいだけど・・。
 アメリカの恥ずかしい歴史。

          ※参照 R.デニーロ『評決の時』だったかな・・・。ウロ。

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 その時代を、えぐった作品。(えぐってないけど、えぐってるように、見せかけてる。)

 で、ラストを期待した。
 凡庸を絵にかいた、終わらせ方。

 レッドフォードが『スティング』の若さを保持してたら、違ったラストになっていた。

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 レッドフォードの皺が老人をあまりに象徴している。

 レッドフォードという俳優は、精神にまで皺をよせない、と信じてた。
 ジョンレノンも長生きしていたら、精神にまで皺がよってたのだろうか。

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 夭折は美しい。
 が、なかなか、ソレに遭遇しないから、難しい。

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 凡作『ランナウェイ』を視聴後道すがら、いろいろ考えた。

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2013年10月09日 18:02に投稿されたエントリーのページです。

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