年に一度だけ、必然性に駆られて、車に乗る。レンタカー。
年に一度だけだから、車の進歩をデジタル的に実感する。
毎日乗ってるユーザーには当然かもしれないが、年に一度だと、結構驚くことがある。
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ついに今年の車には、キーがなかった。
キーホルダーを身につけて些細な動作でエンジンがかかった。・・・知らなかった。
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軽自動車を借りた。広々した空間。
四半世紀前のリッターカー。より確実に広い。
リッターカーという言葉も、ほとんど聞かない。
しかも、車の大きさがどんどん小さくなってる。
「となりの車が小さく見えま～す。」
「いつかはクラウン」
「ケンとメリーの・・・」
はどうなった。
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車と、そのメタファーで日本人の価値観が大きく変わってる。
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『キューポラ』（毎度映画の話題で申し訳ない。）で、吉永小百合が朝鮮人から自転車を貰って感激するシーンがある。
価値観の違いを如実に物語ってる。
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目覚ましい進歩も、四半世紀経つと混沌とする。
さて、来年の車には、ナニで驚かされるのだろう。