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『エリジウム』

 M.デイモンも、J.フォスターも、脇も演者に下手はいない。

 脚本も面白く、空想科学アイテムも納得させられる。

 で、【面白い≒リピーターになる】かというとそうでもない。

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 映画は【毒】【麻薬】【媚薬】のような隠し味が必要。

 『ブレード ランナー』にあって、『エリジウム』を筆頭とするお利口SF作品にないものが、ギラギラ感。

 例えるなら、
 「健康麻雀」と「高レート麻雀」の違い。

 これは落語家さんにも言える。
 とても上手いけど・・・、の噺家さん。と、内浜で定期的にお越しいただいている噺家さん。隠し味を持ってある。そこを見極めるのも楽しい。

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 『エリジウム』という作品の評価は割れる。ビギナーにとっては解りやすいし、社会問題も提起している。
 解りやすい社会派映画と言うのはありえない。

 ヒマとお金があったらもう一度見直してもいいが、そうそう時間はない。

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2013年09月21日 07:07に投稿されたエントリーのページです。

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