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「映画を映画館で観なければならない」という、本当の理由

 「映画は映画館で観なければならない」
 という言葉をよく目にする。

 あまり明解に答えてくれてない。

 「大きな画面は家では味わえない」
 「あの音量はやっぱり映画館でないと・・・」
 とかいうけど、その辺りはもう今のAV界はクリヤーしている。

 本当に映画館出ないと味わえないことは。

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 大秘密を暴露する。

 ここから先を読みたい人は、半年内に確認のために映画館へ行くこと!
 

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 実は、映画館へ足を運ぶということは
 不自由さを買うという、ギャンブル。

 つまり、家と映画館との決定的な違いは、
 ①周りの客。
 ②拘束された時間。
 この二点。それ以外にない。

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 第三者がいないほうがいい、と思うかもしれないけど、一人で観る映画はとてもつまらない。 
 映画を共有しているという【善意の第三者】がいる方が面白い。

 さらに、映画館の都合で動かされている、拘束される心理的状況。
 わざわざ不自由を1800円も出して購入している。
 不可思議さが鑑賞するモチベーションを高めさせてくれる。

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 時として、
 不要な音を立てる鑑賞者や、
 後ろから席を蹴るバカや、
 目の前に無駄に背の高い者や、
 さすがに今は見なくなったけど、喫煙者がいたりする。

 不必要な環境さえも全く忘れさせてくれる、スゴイ作品にぶち当たった時はエクスタシー。

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 30年も昔、雑餉隈にあった映画館では、おっさんが「健さんやれやれー」と声を上げていた。
 映写機の光をタバコの煙が乱反射。

 日活ロマンポルノを観る時、受付のおばちゃんが
 「おにいさん、ゴミはもってかえってよ。」と怪しげな対応。

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 映画とビデオとの決定的な違いは。
 
 不自由を手に入れるための「札」を買うか買わないか。ココにつきる。

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 最後まで読んだ者は、半年内に映画に行かないと不幸が起きる(笑)。

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2013年08月23日 19:44に投稿されたエントリーのページです。

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