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和訳のおかしさ

 またまたまた、映画の話で失礼。(マッタク、落語好きが集うサイトなのに、失礼。)

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 『GIジョー 2』の予告編。

 B.ウィルスがバリバリ撃ちまくった後
 「じじいになったゼ。」

 ブルーネットのケイトベッキンセールが白目を剥くシーンがある。

 本編ではセリフが違ってた。
 「コレステロールが上がったゼ。」になってた。

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 映画ではよくある。

 ゲラが上がってきて、予告編創って、本編観て、カットの取捨選択、修正付加する。

 今回の「じじいになった」→「コレステロールがあがった」は
 『じじい』という表現が差別に当たるとの、配給会社の判断。
 愚かな判断。

 「じじいになったゼ。」のほうが場にかなってる。

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 字幕版を観てると、どうもおかしい表現にぶちあたる。

 疑問に思わなければそれでいいのだけど。

 有名なのが
 『ダイハード』
 
 B.ウイルスがビルの中に閉じ込められて、黒人警察官にビルジャックをアピールする。
 だが、警官は気がつかない。

 「(怒)どこに目を付けてるんだ!」と罵(ののし)る。

 だが、この時のセリフは

 「(怒)$%&’(”#$%&’・・・ スティービーワンダー !?」

 そう、
 「(怒)お前はスティービーワンダーか!」
 と、突っ込んでる。

 こういうウィットを的確に表現してもらいたいネ。・・・戸田奈津子さん。

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2013年08月06日 18:32に投稿されたエントリーのページです。

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