想像を絶する・・・までは行かないけど、想像を超えた荒唐無稽作品。
----------
『キングコング対ゴジラ』と『モスラ対ゴジラ』は根本的に作成動機が異なる。
ローランドエメリッヒ作『ゴジラ』と本多猪四朗『ゴジラ』も全く違う。
それは、哲学。大げさだと言うなら、製作意欲ベクトルが違う。
以上あげた4作品のうち、駄作はエメリッヒ『ゴジラ』だけ。
残り三作品は映画史に名を残す作品。
-----------
『P.リム』は上記の3作品を狙って制作したのだろうが、残念ながらエメリッヒの落ちた穴にまた落ち込んでいる。
ただ、駄作かと言えばそうでもない、荒唐無稽もここまで追究すれば作品価値はある。
まだ封切りしたばかりだから、観てない人が多いだろうから、
一言で表現するなら
【ガンダム対ゴジラ】
アミノ酸生命体とモビルスーツを纏った人間とのバトル。
----------
ガンダムファンはかなりコアらしいので、怒り狂うかもしれないが、モビルスーツを実写で撮ると、こうなるかぁ。といった按配。
----------
先読みしながら鑑賞していたが、開始30分で止めた。
あまりに荒唐無稽で、バカバカしくて、先が読めない。
「重力はどうなるんだ。」
「大気圏外で羽はつかえんだろ。」
「シリンダーを動かすエネルギー源は。」
「巨大ロボットが駆ける!そのトルクに耐えられる強度は・・・。」
「プラズマ砲って、ありえんだろう。」
だとかは全く無視。
-----------
頭を空にして観ていると、小学生の頃の¥
『キングコング対ゴジラ』
『サンダ対ガイラ』
『南海の大決闘』
を観ていた時の興奮がよみがえってきた。
===========
この作品は小学生の感覚で鑑賞するといい。
ただ、先日の『ローンレンジャー』といい『P.R.』といい、こんな映画ばっかりで興奮してると本物の小学生頭脳になる。
そろそろ、バカになる時期が来ているのかも知れない。
一番シャープだったころの頭脳のキレピークはもうとっくの昔に越えてしまってる。
----------
本多猪四朗へのオマージュ。