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アナログ進行 3

 ハガキのやり取りをしていると、【文字】に触れる。

 活字としての【文字】でなく、もちろんデータとしての【文字】でもない。

 文字通りの【(手書きの)文字】。
 昔。【文字】に付加価値があった。
 紙に、墨痕鮮やかに【(手書き)文字】が残されているだけで、とんでもない価値がつく。

 簡単に言うと、弘法大師や小野道風の直筆、手塚治虫文字は情報伝達の記号でなく、資産になるということ。
 手塚治虫のメールが仮にあったとして、メール記号に価値はない。


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 で、ハガキのやり取りをしていると、【文字】そのものの価値に気付く。 
 気付かなければそれで別にかまわないけど、気がつくとこれが面白い。


 思いもよらぬ人の字が、とても達筆だったり。その逆だったり。

 公民館の主事さんは間違いなく、字が綺麗。
 また、構文もしっかりしていて、簡潔明瞭な字が並んでる。

 また、文章の書き方を知らない者がいる。
 何を伝えたいのか、途中で解らなくなる。
 本人は解ってても、主語が途中でズレてる。読み手は混乱する。

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 ある日突然、子どもから突然ハガキが来たかと思って、よく読んだら、中小企業の社長だったり。
 それはそれは、驚く。


 といって、私の【文字】は決して自慢できるものではない。小中学生よりマシな程度。

 先の中小企業の社長と、私の往復書簡は、まるで中学生同士の文通(笑)。
 
 脱デジタルで気がついた。

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2013年05月26日 19:00に投稿されたエントリーのページです。

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