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受賞雑感 2

 賞の授受に関して、ちょっと考えてみる。

 どうせいつもの戯言だから、真剣に読まないように。あくまで、私見・オリジナル。

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 【賞】の授受には、Aと言う【賞】をもらう個人と、Bという【賞】を渡す団体がいる。
 で、ここにA<Bという、ポテンシャル≒格のような社会構造が介在する。

 AはBをリスペクトしている。もしくは、BはAの所属社会の中でAを見下ろしている。最近でいう上から目線というヤツ。

 Aが柔道するものなら、Bは講道館クラス。
 Aが新人作家なら、Bは講談社といった構造。
 Bが小学校の校長先生レベルじゃAは貰わない。ところが小学生なら喜ぶ。

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 で、ここにもう一つCというAもBも包み込んでいる大きなコミュニティ、社会が存在している。
 つまり、イヌイットは【このミス賞】を喜ばないし。モンゴルの遊牧民に文化勲章やっても仲間は誰も敬わない。 ニューギニア高地民が日本人助けても警視総監賞を喜ばない。

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 賞は、等価交換可能な金品だったり、時には名誉だったり、紙に書かれた記号的なものだったりするが、Aの社会的地位をあげたり、Aの満足度を上げるものでなければならない。(つづく)

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2013年04月14日 08:19に投稿されたエントリーのページです。

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