怪優。ジェラール・ドパルデュー。この人とジョン・マルコビッチは解らない。
演技なのか素なのか解らない。
『マムート』を観たいと思って、小屋へ足を運んだわけではない。
不意をつかれて、いつの間にか客席に座ってた。
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【福岡フランス映画祭】があってて、銀幕の誘惑に負けて座らされた。
もとより、商業映画ではないのでエンターテイメント=娯楽性はない。
で、面白くない。こともない。不思議な作品。
シリアスに始まったからその気分で観続けていたら、エスプリ映画だった。
客は完全に騙されてたので、誰も笑えない。でも、可笑しい。
客が相互に遠慮し合って笑いの壷を外しまくってる。
実は、これこそが映画は映画館で観るという真髄。
客が相互干渉し合う環境。
これはレンタルビデオでは起こらない。
フランス映画はこういうハイテクニックを使うから、油断できない。
お金を払っても観られない。お金を払ってまでも観ない。
落語に通じるところがある。