期待度がほとんどなくて、予想を上回った作品に出合ったら、儲けた気分になる。
気分だけど。
『スノーホワイト』は予想以上にいい。
見どころもあちこちある。
一番唸ったのは、
シャリーズ・セロン。演技もいい、美しい。そして、醜さの演技も秀逸。
スノーホワイトのクリスティン・スチュワートがかすむ。白雪姫に演技は要らないのかもしれないが、単調で薄い。
シャリーズセロンは、前作『ヤングアダルト』で、若さと美しさをバーゲンに出してしまった・・・・と思ってたら。
まだまだ、ウリを残してた。
もちろん、世界屈指のメイク技術をハリウッドが、持ってるからだけど。
デミ・ムーアもキャメロン・ディアスもメグライアンも老いには勝てない。見る影もない。
ホントに悲しい。みんなあんなにキュートだったのに。
かろうじて、シャリーズセロンはキープしている。でもこれが最後かも。
2番目に唸ったのは、衣装。
アングロ系の衣装の蘊蓄は持ち合わせてないが。説得力がある。ヘアーメイクもいい。
シャリーズセロンの戴冠式の衣装とヘアーは半日がかりでセットして、夜中までの撮影に違いない。それでいて彼女の肌の張りは24歳をキープしている。これはスゴイ。
軍隊の甲冑もレザーも手を抜いてない。
3番目は
(ネタばれだから、観る人は進まないで。)
北欧の怪獣【トロール】。
トロール伝説は多岐にわたるので一概に言えないが。
トロールを一番有名にしたのが、『ムーミン』。
あのカバを思わせるキャラクターは北欧の伝説【トロール】から。
グリムの育った地域からすると【トロール】が出て当然。
4番目は
7人の小人。
どうやって撮ったのだろう。
見どころがたくさんある。
子どもと見ても楽しく作ってある。
だから、物足りなさもある。