« 『マムート』 | メイン | 『第13回 瀧川鯉昇・桂平治 二人会』 »

『スノーホワイト』

 期待度がほとんどなくて、予想を上回った作品に出合ったら、儲けた気分になる。
 気分だけど。

 『スノーホワイト』は予想以上にいい。
 見どころもあちこちある。

 一番唸ったのは、
 シャリーズ・セロン。演技もいい、美しい。そして、醜さの演技も秀逸。
 スノーホワイトのクリスティン・スチュワートがかすむ。白雪姫に演技は要らないのかもしれないが、単調で薄い。

 シャリーズセロンは、前作『ヤングアダルト』で、若さと美しさをバーゲンに出してしまった・・・・と思ってたら。
 まだまだ、ウリを残してた。
 もちろん、世界屈指のメイク技術をハリウッドが、持ってるからだけど。
 デミ・ムーアもキャメロン・ディアスもメグライアンも老いには勝てない。見る影もない。
 ホントに悲しい。みんなあんなにキュートだったのに。
 かろうじて、シャリーズセロンはキープしている。でもこれが最後かも。

 2番目に唸ったのは、衣装。
 アングロ系の衣装の蘊蓄は持ち合わせてないが。説得力がある。ヘアーメイクもいい。
 シャリーズセロンの戴冠式の衣装とヘアーは半日がかりでセットして、夜中までの撮影に違いない。それでいて彼女の肌の張りは24歳をキープしている。これはスゴイ。

 軍隊の甲冑もレザーも手を抜いてない。


 3番目は
 (ネタばれだから、観る人は進まないで。)
 北欧の怪獣【トロール】。
 トロール伝説は多岐にわたるので一概に言えないが。
 トロールを一番有名にしたのが、『ムーミン』。
 あのカバを思わせるキャラクターは北欧の伝説【トロール】から。

 グリムの育った地域からすると【トロール】が出て当然。

 
 4番目は
 7人の小人。
 どうやって撮ったのだろう。


 見どころがたくさんある。
 子どもと見ても楽しく作ってある。
 だから、物足りなさもある。 

About

2012年06月29日 19:35に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「『マムート』」です。

次の投稿は「『第13回 瀧川鯉昇・桂平治 二人会』」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.32