『日本語罵詈雑言』という年寄り不平不満のエッセイがあった。
確か江國滋だったと思う。(間違ってても余計なメールは要りません。)
若者の言葉使いに対する鬱憤を晴らしたエッセイ。
10年以上昔、読んでて笑った。江國が怒ってるのがおかしかった。
が、最近自分が怒ってる。
どうも日本語がおかしい。
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小学生はまだ、先生の言うこと聞くが、中高生・一部大学生・ギャル、フリーターあたりは人の言うこと聞かない。
正採用(正式に社会参画した若者)の連中は、初任者研修で徹底的に叩きこまれるが、それ以外の決して少なくないの若者たちは、正しい日本語の使い方を知らないまま、30代になる。この年代での修正は無理。
で、正しい日本語が廃(すた)れていく。
無理もない、本人も学ぶ意欲がなく、学ぼうとする時期が来ても、誰も教えてくれない。使う場所もない。
尊敬語も謙譲語も丁寧語も全く知らないまま、あっという間の40代。
社会問題だと思ってたら、ギリシャ時代から、「最近の若者は」と言われてる。
要するに、自分が年取ってるだけだった。
江國滋の歳になってた。そろそろ隠居。