ツバメを視ない。
体に比べて翼が長いあの姿は、飛翔するのに適している。
時速200kmを越すと言われる、飛翔速度は素晴らしい。
姿を、見ない。
レイチェル・カーソンが『沈黙の春』を書きおろして、約50年。
彼女はどんぴしゃり、50年後の現実を、その『沈黙の春』で予言している。
ところが、彼女の功績は軽んじられてきた。
レイチェル・カーソンより、AKBの方が知名度がある。あまりに嘆かわしい。
アメリカでもそうだろうか、もしそうなら、もう地球に未練はない。
『沈黙の春』。20代前半出会う。
その当時、彼女(レイチェル・カーソン)の訴えがここまで当たると思わなかった。
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昨年はアマガエルを書いた。
「最近指先に吸盤をもったアマガエル見ませんね。」
そして、今年は燕。
ほとんど見かけない。
この異常に人々は気付いているのか。
ミノムシがいなくなったって、アマガエルがいなくなったって、ミツバチがいなくなったって、カタツムリがいなくなったっていいけど。
ツバメがいなくなったらそろそろ気がつかなきゃいけない。
トキの巣立ちがどうのこうのって問題じゃない。
ツバメよりトキのほうが大事と思ってるから、原子力から眼をそらされる。
それにしても、ツバメはどこで子作りしてる?
ツバメを見かけない。