『スーパーチューズデイ』は前評判があった割には、どーってことない作品だった。
ジョージ・クルーニーは、監督として凡庸でしかない、ということ。
『ドライブ』。前評判はほとんどない。その、割によく出来ていた。
この両作品に出ている、ライアン・コズリングという新進気鋭の俳優がいい。
『S.T.』では、野心溢れるインテリの選挙参謀として。
『ドライブ』ではクールな天才ドライバーとして。味を出している。
圧倒的に『ドライブ』がいい。
カンヌで高い評価を得てる割には、日本では今一。
ほとんどの映画館にかかってない。
かろうじて博多駅のみ。
でも、観客は結構入ってた。
単館上映だから、皆ここに集まるしかない。
半月はかかるんじゃないだろうか。どうしようもない宇宙侵略『バトルシップ』に行くくらいなら、ちょっとでも無理して『ドライブ』を薦める。
『スーパーチューズデイ』で虚しい思いをした多くの映画ファンはこれで留飲をさげ、られるかな。