NHKのラジオ番組に『真打共演』というのがある。
随分長い番組。少なくとも40年以上続いてる。中学生のころから聞いてるから。
長寿番組になるにはそれなりの秘められた努力がある。
出てくる演者さんたちの隠れた努力。
が、昨日の『真打共演』はあまりにお粗末だった。
ビッグボーイズとかいう漫才。
あまりに下手であきれ果ててた。
高校生のアマチュアでももっとうまくやる。
声は出てない、ネタは練れてない、二人の呼吸が合ってない、かみかみ。
音源を取ってるから下手の模範を聴きたい方はどうぞ。
次に出てきた内海佳子。
30年前はとてもよかった。あまりに上手くて、内海淑江桂子の実物を観に行った。あまりに売れすぎてて、寄席に出てなかった。でも、ようやく探し出して観た。ライブは凄かった。
で、今回は完全に耄碌芸。
『駿馬もおいては駄馬になる』芸人の宿命。
「生きてる志ん生を観るだけでいい。」という伝説が残ってるが、現実は甘くない。ましてや89歳の残骸を聴きたくはない。
トリ。
円丈師匠。これで円生継ぐなんて、世間が許さない。
悲惨な番組だった。
NHKの番組反省委員会に出て30分意見を述べてもいい。