久しぶりに行った。博多座大歌舞伎。
いろいろ話題があって、イロイロ意見があるようだけど、満足した。海老蔵。
脇を、しっかり名優が固めていて、うろたえずに演ってた。
福助。相変わらず、いい。
お富を演らせたら、ピカイチ。
「乙なことをお言いじゃないか。」って。ゾクッと来る。
「しがねぇ、恋の情けが、仇。」
経済的な余裕があれば何度でも聴きたいセリフ。
分不相応な1階席で観た。声はかけた。我慢できるわけない。
さすが、『連獅子』の時は3階席まで上がった。
海老蔵と言い、菊六、正太郎といい、若者が台頭して来る時、オールドファンは悲しくも嬉しい。
この複雑な心境を、次世代につなげていかなければ。
ちゃんと伝えました。歌舞伎ビギナーに。
そういう意味でも、今日の歌舞伎は【たいへんよくできました】。