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『菊六 独演会』

 長い間プロモートしてきて、いろんな興業やってきた、私がぶっ飛んだ。
 
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 『古今亭菊六 独演会』
 まぬけ泥      勘心
 浮世床       菊六
   お仲入り
 しゃれ小町     まどか
 子別れ       菊六

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 『プロモーターは主観の域に入っちゃいけない』
 というのは、この道やがて30年になるからわかっちゃいるけど、気が付いたら入り込んでた。

 人の噺聴いて、始めて泣いた。


 「こういう若手がいるんだ、」
 そして、「落語の将来は明るい。」としみじみ思った。

 今日のお客様、全員絶句。


 こういう若者が出てくるんだよね、プロは。
 理屈は要らない。プロとアマの垣根は越えられない。


 三千世界の天狗連(アマチュア連)を、死屍累々と、構築する32歳の若者がいる。

 それが古典の筋力。とにかく凄い。

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2011年11月12日 19:57に投稿されたエントリーのページです。

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