メディアは、何故書かないのだろう?
真部と松尾(スゴイねいつの間にか呼び捨てになってる。)がここまで上り詰めて、最後死ぬ前にどうしても欲しいもの。金で買えないもの。
ここまで、書いたらわかる。
【叙勲】
叙勲のパーティは華やか。
叙勲にも、色んなランクがあるらしいけど、彼らがもらうのはかなり上のランクだった。
一族郎党集めて、わが世の春を謳歌するパーティ。
真部も松尾も人生設計に、叙勲を丁寧に位置づけていた。
ところが、降ってわいた。放射能。
放射能漏れは人類の歴史上、チェルノブイリで終わりと思っていた二人。
いや日本人1億人がそう思っていた。
現実はあっけない。
自然は46億年。人類は2万年。かなうわけない。
バカ二人の、人生最後の願いは、脆(もろ)かった。
そう、件(くだん)の二人が最後の最後までじたばたして、貰いたかった物。
金ではない。名誉も手に入れてる。
数年後の11月3日に、やんごとなき方から直接頂く、勲章。よ~く考えれば、わかる。
辞任というのは、頸。頸になった者に、宮内庁が叙すわけがない。
ここで、人の人生を笑う権利は誰にもない。
人には人の事情がある。価値観の違いを認めるだけ。