作品名が、タイムリミットムービーのそれを想像させるが、全く違う。
レイルウェイパニックで、パラレルムービーにもなっている。犯人探しも絡んで、・・・ネタばれになるから、これ以上書かない。
ミスキャストのオンパレード。
1番は博士。演技に根性が入ってない。もっと粘着質の役者で、マッドサイエンティストを出さなきゃ。
2番は犯人。タダの下手。
3番は女上官。アメリカ軍の情報部女性下士官といえば、美しいというのが定番。
最後が、主人公:J・ギレンホール。印象に残らない。ダニエル・クレイグクラスになるまでのオーラはない。
パラレルムービーはどこかに必ず矛盾点が生じる。
そこを、なんとか本気にさせてほしい。
客は本気で信じようとしているのに、作品がずれてしまう。
『バック・トゥー・ザ・フューチャー』『マトリクス』は映画館出て、48時間くらいその気にさせてくれた。
この作品は観始めて、8分で醒めてた。
キャッチコピーが笑う。
「このラスト、映画通ほどダマされる。」
自分が映画通とはうぬぼれてはいないが、ダマし所がないのに、ダマされるわけがない。
配給会社は、客が「ダマされた!」と笑いながら歯噛みする映画とでも思ってるのだろうか。
で、駄作。☆★★★★。
ビデオで観ても、時間がもったいない。
そんな時間があったら、ポランスキー見直しておいた方がいい。