« 第五土曜日 | メイン | 『月の輝く夜に』 »

『ミッション・8ミニッツ』

 作品名が、タイムリミットムービーのそれを想像させるが、全く違う。

 レイルウェイパニックで、パラレルムービーにもなっている。犯人探しも絡んで、・・・ネタばれになるから、これ以上書かない。


 ミスキャストのオンパレード。
 1番は博士。演技に根性が入ってない。もっと粘着質の役者で、マッドサイエンティストを出さなきゃ。
 2番は犯人。タダの下手。
 3番は女上官。アメリカ軍の情報部女性下士官といえば、美しいというのが定番。
 最後が、主人公:J・ギレンホール。印象に残らない。ダニエル・クレイグクラスになるまでのオーラはない。


 パラレルムービーはどこかに必ず矛盾点が生じる。
 そこを、なんとか本気にさせてほしい。

 客は本気で信じようとしているのに、作品がずれてしまう。
 『バック・トゥー・ザ・フューチャー』『マトリクス』は映画館出て、48時間くらいその気にさせてくれた。

 この作品は観始めて、8分で醒めてた。

 キャッチコピーが笑う。
 「このラスト、映画通ほどダマされる。」
 自分が映画通とはうぬぼれてはいないが、ダマし所がないのに、ダマされるわけがない。
 配給会社は、客が「ダマされた!」と笑いながら歯噛みする映画とでも思ってるのだろうか。

 で、駄作。☆★★★★。
 ビデオで観ても、時間がもったいない。
 そんな時間があったら、ポランスキー見直しておいた方がいい。

About

2011年10月30日 14:44に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「第五土曜日」です。

次の投稿は「『月の輝く夜に』」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.32