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第五土曜日

 土曜日は稽古会か、商店街寄席かその他落語会が入ってる。自由に出来る時間が、全くない。

 だいたい、3カ月に一度の割で、第5土曜日が来る。1/90。

 この日を心待ちにしている。


 この日は、細心の注意を払って、スケジュールはOFFにする。
 師匠たちも呼ばない、稽古にも付き合わない、講演依頼はずらしてもらう。敬老会は他の者に振る。


 で、今日、大好きな第5土曜日。
 
 ツーリングへ。
 一日中雨だったが、昨夕から出てたので仕方ない。
 雨中二輪三昧も乙。

 豊後周遊コース。

 大分県は面白い。
 自治体によって顔ががらりと違う。

 30分走ると、全く異なる風景に出会う。
 豊後大分はそんな県。

 最近どこ走っても、マック、青山、ジョイフルに蚕食されてる。豊後大分はちょっと違う。(ジョイフルが大分にあるのはいい。大分発だから。)


 で、今日言いたいのはこれから。
 豊後が面白いのは、ソフトパワー(ヒューマンパワー)で町づくりをしているから。
 平松知事の傑出した才覚。

 50年前、きっと大分にも原発の打診があってたはず。時のリーダーはそれを選ばなかった。

 中津に、これも傑出した社会活動家松下竜一もいた。

 中津江村にも坂本休という、好々爺がいた。

 
 毎度出して申し訳ないが、ハードパワー原子力を選んだ佐賀。一時的にお金が下りたが、残念ながら、人と地方は育たなかった。無残な姿を晒している。


 ハードパワー九電の社員にとって、大分行きは左遷。水と地熱での発電は裏舞台。佐賀行きは栄転。ただならぬ原発手当がある。

 原子力にシフトを切って、ハードパワーに頼った自治体と、地域の特性とソフト―パワーを活かした自治体の差が歴然としている。

 佐賀は、三顧の礼をもって、平松老師に教えを請うべき。
 おじいさんになってるだろうけど、まだ、生きてるんだろ? 

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2011年10月29日 20:23に投稿されたエントリーのページです。

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