第175回商店街寄席。無時終了。
成果も反省点も山ほどある寄席。
番組
『持参金』(ネタおろし) 楽狐
『粗忽長屋』(ネタおろし) 勘栄
『ガマの油』 勘楽
『崇徳院』 勘米
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『持参金』【楽狐】
いつもながら爽やかに開口一番。
ネタおろしとも思えないように、すらすら入っていく。
真剣に聞くと、結構エグいネタを、演者のキャラクターでシュッと聴かせる。
若手に「【演じる】ということは、楽狐を見ろ。」といえばわかりやすい。
開口でいい、中トリでいい、くいつきでいい、トリでいい。会長もいい(笑)。
『粗忽長屋』【勘栄】
今日、一番儲けたのは勘栄に違いない。
演じてる盛りに【素に戻る】。
落語を志す者が1回は経験する悲惨を味わった。(これは1回で十分。水疱瘡みたいな経験。)
また、経験者に囲まれた、ビギナーを味わった。
そして、ネタの大きさを思い知った。
これに気付くのに普通3年かかる。それをたった1回の高座で知ったのだから。
『ガマの油』【勘楽】
つなぎ役。これ以上演っちゃいけない。これ以下でもいけない。
そこの壷をちゃんと心得ている。
『崇徳院』【勘米】
上方言葉をたっぷり聴かせてもらった。こういう演者が内浜にいることが嬉しい。
批評しながら、つい聴き入ってしまってた。
やっぱり寄席はトリだなぁ。と思った。
こんなに、素晴らしいうっとりする語り、を聴かせてくれるかと思ったら、2月の上方落語の会でまた・・・(笑)。
この続きは2月にでも。
最後にプロデューサーとして大しくじり。
バレ太鼓。出しそびれまして、すみません。
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内浜戦隊4人。それぞれが持ち味たっぷり。
プロデュースしてて気持ちいい、寄席だった。