佐賀県と九電の癒着の判断が、当事者と世論で見事に乖離している。
佐賀行政と九電売電は、独禁法に抵触してない。
佐賀に住んでるものは福岡や長崎の住民になれない。
また、九電以外の電力会社の電気を使えない。
独占禁止法を拡大解釈すれば、なんとかなりそうな気もする、が・・・。
ソフトバンクかマイクロソフトが、豊富な資金力を駆使して、電力会社をつくるなり、佐賀県内にマイクロバンク自治体をつくれば、興味深い現象が起こる。
豊田市は実践している。天理市にも近いものがある。
選択自由を拡大解釈して、住民が選ぶ。佐賀を選ぶも福岡長崎を選ぶも自由。
自治体、国家の概念は案外もろい。
もうひとつ、佐賀が電力頼りになっている現実。
玄海町とそれ以外の自治体のハコモノ、道路実態。
行って、走ってみれば解る。
玄海町には、車もそれほど多くないのに、中央分離帯付きの2車線道路が縦横に走っている。花壇、街路樹の整備も行きとどいている。
玄海町の公共建造物は、あまりに立派。
学校をはじめとする、教育施設が多い。一自治体にしては、多すぎる学校が立っている。
それに比べて、佐賀空港まわりは360度見渡しても、学校がない。
電機会社だけで県知事を擁立している悲哀。
佐賀を立て直すには江藤新平クラスの人物が出るのを待つしかない。
しかし、彼クラスの人材が佐賀に産まれても、故郷ににとどまらないというパラドクスがある。これまた悲哀。
どうしようもない。