『日輪の遺産』と
『ナバロンの要塞』
全く違った映画だが、共通している二点
①戦争モチーフ
②戦争の美化
簡単に表現するなら。
戦争は、『道具』を使った『集団同士の殺戮』。
霊長類は道具を使う。また、集団同士の攻撃をおこなう。
しかし、戦争だけは人類以外で確認されてない。 戦争をモチーフとした映画は観ないが、今回故あって観た。
『日輪の遺産』邦画。
戦争を美化してる。日本軍がさも武士道精神に貫かれて、精鋭で訓練を積まれた軍隊のように描いてある。これは虚飾。
『ナバロンの要塞』アメリカ映画。
アメリカ人の戦争観がよく表現されている。
日独伊同盟国の【悪】は、間違いない事実。しかし、それを武力で封じたことも【悪】に違いない。
ドイツ兵をゴキブリ殺すように、コロコロ殺す。ドイツ兵にも人権があることを『ナバロンの要塞』は気付いていない。G・ペックも、A・クインも気づいてない。
映画は小屋を出ればそれで終わるが、現実はそうはいかない。
リアルタイムで、テロの連鎖が起こってる。アメリカ軍のやり方は間違っていることを、アメリカ戦争映画がものの見事に物語っている。
しかし、残念ながら人類が、戦争以外で、紛争の解決法を発見してないのも、事実。
イスラムではアメリカは【悪】。
NATO軍、国連軍が正義だと思っているのは、一部でしかない。