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『タクシードライバー』

 R.デニーロも、H.カイテルも、J.フォスターも若い。

 多感な時期に観た、最後の映画。

 R.デニーロを『ゴッドファーザー2』で知って、この映画で改めてスゲーと思った。
 また、D.ホフマン・P.ニューマン・S.マックイーンの次世代俳優が出たなと意識した。

 持っていきようのない若者の不満、不安を見事に表現している。M.スコセッシの秀逸作品。

 
 何かの映画評論で、トラヴィス(デニーロ)のラストは、トラヴィスの死ぬ間際の【妄想】だと読んだことがある。その視点で観た方が納得できる部分もある。
 トラヴィスをふったインテリ女性が、彼に逢いに来るシーンは、どう考えてもおかしい。
 映画の見方は個人の視点でガラリと変わる。


 アメリカ映画だが、【短調】の映画。

 今では珍しくないが、実験的な手法があちこちに散りばめられてある。
 モヒカンもいまではちっとも珍しくない。 
 ジョディ・フォスターが12歳の娼婦を演じて、話題になったが。12歳の娼婦も今では珍しくない(のかも知れない)。

 先見性のある映画。

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2011年05月01日 17:08に投稿されたエントリーのページです。

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