チェーンメールが、こともあろうに私のところにも来た。相手が私と知って出したのだろうか。
善意であふれた文章だった。
読んだ瞬間思い出したのが、中野好夫。
昔書いた覚えがあるが、もう一度。
『悪人礼讃』(中野好夫)
およそ世の中に、善意の善人ほど始末に困るものはない。
善意、純情の犯す悪ほど困ったものはない。第一に退屈である。さらに最もいけないのは、彼らはただその動機が善意であるというだけの理由で、一切の責任は解除されるものとでも考えているらしい。
『世の中に善意の善人ほど困るものはない。』
覚えていて損はない名文句。
ボランティアは、とても難しい。