まだ、観てない映画。
こんな最中(さなか)に、映画の話。
こんな時だから、どうでもいいことにお金を使う。
まだ観てもない映画を語るのも、面白い。
映画は1に監督、2に俳優、34がなくて、5に脚本。
(ホントは3が制作会社、4が配給会社。)
今回の『トゥルー・グリッド』。監督がコーエン兄弟、俳優がM.デイモン。
脚本・・・知らない。「少女の復讐西部劇」。
粗筋は
【少女の肉親が殺さる。少女が立ちあがる。ガンマンを雇う。見事復讐を成し遂げる。チャンチャン。】
だろう。あくまで私見、まだ観てないから憶測。
私的な憶測を持って筋を追う。これを国語教育では『読みとおしの目』という。この『目』を持ってみると興味が深まって、面白い。
才能がない監督だと、誰もが想像した通りの筋で進む。
ところが今回は、コーエン兄弟監督。何かが(仕込んで)ある(はず)。
その『何か』が、理不尽な『何か』なら監督の格が下がるだけ。
エメリッヒなら、歌舞伎仕立ての『屋台崩し』で終焉。
ポランスキーなら少女の感情で覆い尽くして、有無を言わせない。
こんな具合。
で、コーエン兄弟は、読めない。しかも失策が少ない。
さてと、デティールはどうでもいいとして、どんな大技で楽しませてくれるか。
もう駄作はいい。
数々のイベントが総崩れ。
自粛も理解できるが、どこかが盛り上がって引っ張らないと。善意だけでは盛り上がらない(と思う)。