止まってる。メディアもウチのHPも日記も止まっている。
地球は、生きている(無機)ということは解っていたが、生物(有機生命体)と違ってあまりにスパンが長すぎるから、忘れていた。
誰もが圧倒される生命的な活動。しかもエネルギーが大きすぎる。
人間は、やっぱりしょせん地球上の一生命体にすぎなかった。
ただ、人類は地球上に誕生以来、ありとあらゆる困難を克服してきた。
日本人は特に克服する所作が上手かった。われわれの先祖はその叡智に長けている。
源平時代も、承久の乱も、南北朝時代も、元寇も、応仁の乱も、鎖国も開国も、明治維新も、関東大震災も、1945年も、阪神淡路大震災も、いろいろあったが、とにかく超えてきた。越え切れなかった動乱は、日本の歴史にはない。
東京・江戸が世界都市のTOPに上げられるのは、江戸が何回も何回も焼き払われて復興した町だから。火事で焼かれて空襲で焼かれて、復興した。
落語『富久』の中に、火事真っ最中にかかわらず、商売にいそしんでる姿が表現されている。このしぶとさ。
石造りのヨーロッパの町では考えられない。悠久の歴史にすがって存続している。
日本は違う。何度でも再生可能な町。朽ち果てることを前提にした街づくり。これこそが、日本の誇り。
今回も必ず超える。
祭も花見も花火もあっという間に終わるから、美しい。これが日本の美意識。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」
もうはしっこいマスコミ連中は、10年後、20年後の特番を考えてる。
2031年、3月11日は必ず『M8.8の地震大津波』~あの時生まれた赤ちゃんが成人式・・・~といった番組が作成される。
おそらく、これだけの大騒動で、無政府状態にならない国家は数えるほどしかない。略奪も強姦もまったく、起こらない。
こんな時だからこそ、社会的弱者、老人、障害者、子ども、女性、病人を大切にする。こんな地域は、おそらくない。
これが日本人の特性。
これから、どう対応するか。
一度ぶち壊すと、後は建設するだけ。これから間違いなく、必ず良くなる。
京都(1600年)・福岡(1274年)東京・広島・長崎(1945年)・神戸(何年だった?)も一度完全に更地になって復興している。
誤解を恐れずに言えば、一度ぶち壊した方が、一気に成長する。
スクラップアンドビルド、と方丈記。
鴨長明、永遠。我々日本人には凄い先輩がいる。
PS:今回『ヒアアフター』を自主規制しては、いけない。