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『ツーリスト』

 ジョニー・ディップという俳優をあまり評価してない。顔が覚えにくいし、病人のような目をしている。『シザーハンズ』と『ギルバートグレイプ』(だったかな?)くらいしか観てない。
 アンジョリーナ・ジョリーも評価しない。

 それとは別に『ツーリスト』は面白かった。
 ずーっとなぞ解きしながら引っ張ってくれる。ラストは、アメリカ映画のお決まり。

 
 デティールでおかしいところもあるが、「アメリカ映画だから・・・」、と諦めざるを得ない。

 フランス警察と、イタリア警察と、イギリス警察をそれぞれ皮肉っている。一番コケにされているのが、イタリア警察。
 イタリア警察関係者が見たら、いい気はしない。仕方ない、あれだけ裏社会が息づいている国家だ。

 ハラハラはしない。でも、予想が当たった時の嬉しさを味わわせてくれる。
 監督が、はぐらかそう、はぐらかそうとするけど、グッと自分を信じて見続けること(笑)。

 これ以上書くとネタばれで興味を欠くので、おしまい。 


 追伸
 アンジョリーナ・ジョリーのアップは40年前の『りぼん』『少女フレンド』の表紙を彷彿とさせる。
 瞳の中に星がキラキラ。周辺に意味もない花が咲く。
 老け方が下手な女優になる、残念だけど。
 パタリと引退するかもしれない。

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2011年03月07日 21:00に投稿されたエントリーのページです。

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