ジョニー・ディップという俳優をあまり評価してない。顔が覚えにくいし、病人のような目をしている。『シザーハンズ』と『ギルバートグレイプ』(だったかな?)くらいしか観てない。
アンジョリーナ・ジョリーも評価しない。
それとは別に『ツーリスト』は面白かった。
ずーっとなぞ解きしながら引っ張ってくれる。ラストは、アメリカ映画のお決まり。
デティールでおかしいところもあるが、「アメリカ映画だから・・・」、と諦めざるを得ない。
フランス警察と、イタリア警察と、イギリス警察をそれぞれ皮肉っている。一番コケにされているのが、イタリア警察。
イタリア警察関係者が見たら、いい気はしない。仕方ない、あれだけ裏社会が息づいている国家だ。
ハラハラはしない。でも、予想が当たった時の嬉しさを味わわせてくれる。
監督が、はぐらかそう、はぐらかそうとするけど、グッと自分を信じて見続けること(笑)。
これ以上書くとネタばれで興味を欠くので、おしまい。
追伸
アンジョリーナ・ジョリーのアップは40年前の『りぼん』『少女フレンド』の表紙を彷彿とさせる。
瞳の中に星がキラキラ。周辺に意味もない花が咲く。
老け方が下手な女優になる、残念だけど。
パタリと引退するかもしれない。