監督C・イーストウッド。総指揮S・スピルバーグ。主演マット・デイモン。はずすわけにはいかない。
開始10分でこの映画最高の場面がある。
これは観て損はない。
確か、『デイアフタートモロー』に大津波のシーンがあったが、完全に超えている。(ローランドエメリッヒは悔しがっている。)多分、スマトラ沖の、大津波映像を徹底的に解析して、被災者証言を拾いまくっている。多才なスタッフ総動員。
それくらい凄い津波映像。本水使って撮ってるし、ほぼCGなんだろうけど、実にいい。
ただ、この作品は『ウェザーパニックムービー』ではない。
イーストウッドの好きな【ヒューマンドラマ】。そこに臨死体験、霊能者、双子兄弟、性的児童虐待だとかが絡んでくるから、ややこしくなる。
イーストウッド監督は最後に一気に三人の糸を絡ませたかったのだろうが、残念。
もつれてしまって、変に緩んでいる。何が言いたいのかわからない。
オープニングの津波シーンがあまりによく出来ているので、視聴後振り返ると【津波】が残りすぎている。スピルバーグの上手さ。
M・デイモンとイーストウッド監督。前作の『インビクタス』に続き、駄作。
残念だけど。