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で、またkiroroかよ。

 小学生4年生約60数名に聞いてみた。(現場で仕事している者の強み。即リサーチ。)

 『馬生師匠を知っている人。 0%
  Kiroroを知っている人。  65%
  ピンクレディーを 〃 100% (驚)
  キャンディーズ 〃   65%
  スマップを 〃    100%
  さんまを 〃     100%
  木久蔵を 〃      45%
  海老蔵を 〃     100%』

 (授業中きくなって。)
 
 これ以上、芸人を知らないので、質問項目が思い浮かばなかった。


 多分Kiroroという芸人の数値は年々下がっていくものと思われる。
 ピンクレディーには驚いた。
 (懐かしの映像とやらで、家族で盛り上がるらしい。母親が踊れると自慢している子もいた。私もシンドバッドとサウスポーは踊れるヨタだけど。)
 その芸人が活動していた時間と、大衆に覚えてもらわれる時間は相関関係がある。

 馬生が活動していた時間は150年を越える。今なお進行中。
 Kiroroの活動時間は3年未満。桁が違う。 
 民衆のその芸人への執着度も桁外れに違う。

 Kiroroを、好んで自分の娯楽教養時間に費やしている方の執着度は、薄い。
 馬生を、好んで         〃             、粘着質。

 結論。
 馬生はあまりに長く活動している。また、客の執着度が濃い。今後50年たってもまだ存在している。(その頃はおそらく13代目)。驚くことに馬生は永遠に続く。
 Kiroroはあまりに短命で、客の執着度が軽い。50年後は影も形もない。2代目すら登場はあり得ない。Kiroroは泡沫。


 これが伝統芸。伝統芸というものはそういうもの。

 私はKiroroを全く知らない。しかし、おそらくボケるまで覚えているという不思議。こえびの前にいたおっさんに感謝。
 
 いい勉強になった。伝統芸を再確認できた。
 で、今後内浜落語会では、Kiroroを話題にしないこと(笑)。もうえぇちゅうねん!

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2011年02月23日 19:46に投稿されたエントリーのページです。

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